エンゼルス大谷翔平投手(23)が、6日(日本時間7日)に登板予定のロイヤルズ戦に向け、意気込みを語った。5月22日(同23日)から始まった16連戦の最終戦での登板。「まずは今日の試合が大事ですけど、1試合1試合頑張っていきたいと思いますし、その中での先発で、しっかり勝てるように頑張りたい」と気を引き締めた。

 ロイヤルズ戦の試合前には、ブルペンで変化球を交えて34球、投球練習を行った。16連戦中、3日(同4日)の試合終了時点で打者として9試合、投手としては1試合登板。疲労も蓄積する中、体のキレについて、「そんなに変わっていないと思う。ここから夏場にかけてどうなるのかも、また1つ勉強になる。1試合1試合、良いコンディションで入れるように、ケアもしっかりやっていきたい」と前向きに話した。

 前回5月30日(同31日)のタイガース戦で、今季最速の101・1マイル(約162・7キロ)をマーク。速球へのこだわりや考え方については、「考え方はいろいろあると思いますけど、僕の一番の武器ではあると思うので、良いアドバンテージになる。そこをしっかり生かせるように、やっていきたいなと思います」と話した。メジャー5勝目をかけた登板。勝負どころでの直球のスピードにも注目だ。(アナハイム=斎藤庸裕)