エンゼルス大谷翔平投手(24)が、11日(日本時間12日)のマリナーズ戦で、先発メンバーから外れた。

 この日の相手の先発は左腕ゴンザレス。5日(同6日)のマリナーズ戦でも同投手相手にはスタメンから外れており、代わりに右打者のマルテが起用された。マイク・ソーシア監督(59)は「今は(右打者の)マルテを使っているが、他にもいろいろ考えていることがある」と話した。

 この日、指名打者(DH)にはベテランのアルバート・プホルス内野手(38)を起用した。同監督は「翔平が打順に入らないときは、足を休ませるためにプホルスをDHで起用したいのと、マルテが左投手に対して相性がいいのと、そのコンビネーションで考えている」。両膝が万全の状態ではない中、ほぼ毎試合一塁を守っているプホルスの負担を減らすことも、理由の1つであると明かした。

 大谷は前日10日(11日)のマリナーズ戦、8回の第5打席で左腕から22打席ぶりに安打を放った。同監督は「左投手に対していい感覚になれば、左だろうが右だろうが対戦していくだろう。翔平は日本でも両方の投手を打ってきているので、そういう能力は持っている」と今後、左投手相手にも起用していく考えを示した。(アナハイム=斎藤庸裕)