左腕マイク・マイナー投手から本塁打を放ち、メジャーで左腕から初の一発となったエンゼルス大谷翔平投手。今季16号となり、2003年の松井秀喜氏(当時ヤンキース)の1年目に並ぶ歴代2位タイの記録となった。

“二刀流”として成功を収めてきた大谷だが、これまで左腕投手からの本塁打はなかった。MLB公式サイトによればマイク・ソーシア監督は試合前、「我々はショーヘイを信頼している。左腕から打つ方法は、とにかく打席に立って対戦することしかない。望む練習がすべてできる。経験することだ。アルバート(プホルス)が不在の今、彼には左腕と対決するチャンスがさらに出てきていると思う」とコメント。「彼が起用できる時は、バットを振ることができるかどうか、メジャーの左腕たちがどう投げているか理解するという経験ができるかどうか、見ていきたい」と述べていた。

すると大谷は1−4と3点ビハインドで迎えた6回表の第3打席に、マイナーのスライダーを右翼席へ運び、監督の信頼に応えた。マイナーは「彼が調整してきたのは明らかだ。良い選手だし、良い打者だ」と称賛している。