エンゼルス大谷翔平投手(24)が、自己最多タイとなる22号本塁打を放った。レンジャーズ戦に「4番DH」で出場。同点の8回、日本ハム時代の同僚マーティンから決勝ソロ。前日25日に右肘内側側副靱帯(じんたい)の手術が発表されたが、自己最多を目指し、残り3試合を戦う。

大谷は集中力を研ぎ澄ませた。同点の8回1死、マーティンと対した。2-2からの6球目。「最後たまたま、甘いところに来た」。外角の154キロ直球を見逃さなかった。打球は左翼フェンス上部で弾み、敵陣ブルペンへ。「ギリギリで入ってくれて良かった」。クールにダイヤモンドを回ったが、ベンチではいつもの笑顔がはじけた。

自己最多タイとなる22号の決勝弾。試合に臨むに当たり、心境の変化は「特にないです」という。「常に前日の課題を翌日にクリアできるように、練習も試合も、そのために毎日毎日、やっている」。変わらぬ姿勢で勝利に貢献した。

日本ハム時代の16年に並ぶ1発を、元同僚から放った。4月の対戦では一塁走者でけん制死を喫したが、打席では初対戦。「一緒に戦ってきた選手なので打ちたいなという気持ちは当然、他のピッチャーよりも強い」。旧知の仲でもあるライバルから1発でマウンドから引きずり降ろした。

第2打席にも同点適時打を放ち、4番の仕事を果たした。5日に右肘靱帯に新たな損傷が見つかったが、それ以降も休まず打者で出場を続けている。「確実に、レベルアップはできている」。打者専念となる来季に向けても弾みをつけた。【斎藤庸裕】