今季ゴールドグラブ(GG)賞の最終候補に残ったヤンキース田中将大投手(30)が来季こそ受賞を目指す。田中は20日、古巣楽天を訪問。報道陣にGG賞の候補となったことについて聞かれると「やっとかという感じです」と話した。

過去にはDRS(守備防御点=守備力を測る指標。平均的選手よりシーズンで何点多く防いだかを表す。田中の今季数値は7)で1位タイだった時も最終候補すら漏れ、今季もア・リーグ1位ながら受賞を逃した。田中は「でもファイナリストに残れて1歩前に進めたのかなと思う」とし、来季受賞を誓った。

毎年キャンプから守備時に良い動きができるよう、ステップの踏み方、送球の仕方を練習しているという。「特に派手なプレーができるわけじゃないですけど、自分を助けることにつながるし、流れを断ち切れることにもなる。すごく大事な部分」と守備の大切さを強調した。【千葉修宏】