レッドソックスやレンジャーズなどで強打者として知られたマイク・ナポリ内野手(37)が8日、ツイッターを介して現役引退を発表した。

MLB公式ウェブサイトによると、ナポリは家族とともに考えに考えて引退を決めたとし、「子供の頃から野球選手になるのが夢だった。幸い18年間野球を仕事とすることができた」と心境を明かした。

レンジャーズでの2017年シーズンを最後にメジャーではプレーしておらず、フリーエージェント(FA)となっていた。ことしの春にインディアンスとマイナー契約を結んだが4月に傘下3Aの試合で右膝の前十字靭帯を断裂する大けがを負い手術を受けた。

メジャーデビューを06年にエンゼルスで果たし、捕手と内野手として合計4球団に所属。キャリア通算で打率2割4分6厘、267本塁打、744打点の成績を残した。

12年にはレンジャーズでダルビッシュ有投手(現カブス)のチームメート、13年ワールドシリーズでは上原浩治投手らとともにレッドソックスの優勝に貢献するなど、日本人選手との縁も深かった。