マリナーズのイチロー外野手(45)と菊池雄星投手(27)が、初めて同じグラウンドで試合に臨むことが分かった。2日(同3日)に敵地サプライズで行われるロイヤルズ戦に菊池が先発。イチローも遠征メンバーに名前を連ね、スタメン出場することが濃厚となった。

この日のイチローは、ブルワーズ戦に7番右翼でスタメン出場し、3打数1安打1得点だった。

2回裏無死走者なしで迎えた第1打席。右腕バーンズの初球、時速97マイル(約156キロ)の速球をとらえると、打球は投手の足元を抜き、センター前へ達した。その後、後続の適時打で生還した。

この一打が、2月22日以来、8打席ぶりの安打となった。

3回裏1死走者なしの第2打席は、カウント0ボール2ストライクから投ゴロに倒れた。

5回裏2死走者なしの第3打席は、カウント2ボール2ストライクから空振り三振を喫した。

6回表の守備から交代した。

この日は、16イニング目で初めて守備位置に飛球を処理した。

走攻守に、徐々に実戦勘を取り戻しつつある現状について「それなりの体力がありますから」と、淡々と話した。

また、第1打席の初球打ちについて「振りにいかないと振れないから。知らない投手だしね。とりあえず、そういう姿勢でいかないと、最後の(第3打席)みたいに追い込まれるから」と振り返った。