メジャー19年目の球春が到来する。マリナーズ・イチロー外野手(45)が19日、都内のホテルで行われたMLB開幕戦のレセプションパーティーに出席した。20日のアスレチックス戦(東京ドーム)にスタメン出場の予定。45歳4カ月での開幕戦出場なら、野手ではフランコ(当時ブレーブス、元ロッテ)に次ぐ、年長記録となる。実戦で24打席連続無安打も、東京ドームはオリックス時代に得意とし、同じ日本開幕の12年も4安打。データも後押しする“逆襲のイチロー”が、日米通算4368安打目の快音をとどろかせる。

<イチロー記録メモ>

◆開幕戦 オリックス時代は打率1割3厘とさっぱりだったが、メジャーでは55打数18安打の打率3割2分7厘。メジャーで開幕戦の先発出場は13度あり、無安打は3度。アスレチックスとの開幕戦は26打数10安打の打率3割8分5厘で、今年と同じ東京ドームで開幕した12年は4安打。

◆年長出場 現在、イチローは45歳4カ月。メジャーで野手の開幕戦先発出場の最年長記録は04年フランコ(ブレーブス)の45歳7カ月で、イチローは年長2位となる。プロ野球の最年長は98年落合(日本ハム)の44歳3カ月だから、日本人選手が45歳で開幕戦先発出場は日米を通じて初。