雄星、5試合目もメジャー初勝利ならず-。マリナーズ菊池雄星投手(27)がインディアンス戦に先発し、6回5安打3失点、3四球5奪三振と踏ん張ったものの、初黒星を喫した。

立ち上がりの1回、簡単に2死を取りながら、1四球を挟んで3安打を浴び、2点を先制された。

2回1死からストレートの四球を与えたが、1番マーティンを一塁ライナーで併殺。7球で3アウトを奪った。

3回無死から2番ホセ・ラミレスにソロ本塁打を浴びた。

4回は3者凡退。

5回2死から四球を与えたが、後続を三振に仕留めて無失点。

6回は、2者連続三振を含む3者凡退。

2試合連続3試合目となるクオリティースタート(6回以上、自責3以内)をクリアしたものの、1-3とリードされた状況で交代した。

球数は92球。

最速は96マイル(約154・5キロ)。

防御率は4・23。

マリナーズは8回、5番エンカーナシオンが5号2ラン。開幕以来、チームとして19試合連続本塁打となり、メジャー記録を更新した。

これまでの記録は、2002年インディアンスの14試合。

終盤の追い上げも及ばず、敗れたマリナーズは4連敗となった。

菊池は試合後「立ち上がりはすごく大事にしていたんですけど、また同じような結果になってしまったと思います」と振り返った。

中盤以降、追加点を防いだことを「立て直せたのは次につながると思います」と納得する一方で「ただ(チームが)連敗してますし、初回は何としても先制点を与えてはいけなかったですし、一番反省してます」と悔しそうな表情だった。