エンゼルス大谷翔平投手(24)が今季初めて3安打を放ち、打率を3割2分1厘にまで上げた。第2打席の安打で、メジャー通算100安打をマークした。6回の中前適時打で3試合連続の打点を挙げたが、今季初めて打点を挙げた試合でチームが敗れた。走塁では2度タッチアウトになる場面もあり、課題を残した。

2試合連続で「3番指名打者(DH)」でスタメン出場。

第1打席は1回2死、初球のツーシームを打って三塁ゴロに倒れた。遊撃の定位置付近にいた三塁手の好守備に阻まれた。

第2打席は3点を追う4回2死。2ボールからの3球目、外角高めに浮いた154キロの直球を中前にはじき返すクリーンヒットを放った。これで3試合連続安打となった。今季は7安打目となり、昨年の93安打と合わせ、メジャー通算100安打となった。

第3打席は2点を追う6回1死二塁。1ボールから2球目の外角低めに沈むチェンジアップを中前打とした。バットの先で球を捉えた遊撃定位置付近へのゴロだったが、大谷シフトの逆を突く形となった。二塁走者がかえり打点1。今季4度目、出場3試合連続のマルチ安打で、打率を2割9分6厘まで上げた。打点は今季5試合目で、こちらも出場3試合連続でマークした。

出塁した後の一塁走者としては、次打者の右前打で三塁を狙ったが、三塁でタッチアウトとなった。二塁を回ったところで1度止まったことが響いた。

第4打席は3-4と1点を追う8回1死。前日に右前打した左腕ロジャースと対戦した。3球続いたスライダーに体勢を崩したが、ボテボテの打球が三塁線に転がった。投手のロジャースが捕球したが、大谷の足が速く内野安打に。今季初の1試合3安打を記録し、打率を3割2分1厘まで上げた。

走者として二塁に進んだ後、2死一、二塁からグッドウィンの中前打で本塁を狙った。本塁ではクロスプレーとなり右足から滑り込んだが、相手捕手と接触しながらタッチアウトとなり、同点にはできなかった。

大谷は前日13日に、7日のタイガース戦で復帰してから初の本塁打をマーク。昨年は本拠地でメジャー1号から3試合連続の3連発を放っていた。