マリナーズ菊池雄星投手(27)がツインズ戦に先発し、6回5安打3失点(自責1)2四球6奪三振と踏ん張り、本拠地シアトルで初勝利となる3勝目(1敗)を挙げた。

「やっぱりうれしいもんですね。日曜日のお客さんがいっぱいいる中で、首位のチーム相手というところでうれしいです」。

1回、先頭に安打を許したものの、後続を二ゴロ併殺、投ゴロに仕留めて無失点。

2回は13球で3者凡退。

3回は2安打と死球で2死満塁のピンチを背負ったが、3番クロンを空振り三振に仕留めた。

4回は1死から安打を許したが、後続を打ち取って無失点。

マリナーズが1点を先制した直後の5回は先頭から連続四球。バント安打に自らの悪送球、内野失策などで3点を失い(自責1)、逆転を許した。

5回裏、マリナーズがハニガーの2ラン、ボーゲルバックのソロの連続本塁打で3点を奪い、再逆転に成功した。

6回は10球で3者凡退。 4試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)をクリアし、4-3と1点リードした状況で交代した。

球数は93球で、最速は96マイル(約154・5キロ)、防御率は3・43。

マリナーズは7回、エンカーナシオンの3ランでリードを広げ、連敗を3で止めた。

菊池は、「チームの流れも良くなかったですし、連敗もしていましたし、止めるんだという気持ちも強かったです。速球に強い相手にどこまで僕の速球が通用するのか。すごく楽しみにしていた試合だった。速球も差し込めている球も多かったので、すごく自信を深める試合になったと思います」と冷静に振り返った。