エンゼルス大谷翔平投手(24)が、日本人メジャーで初となるサイクル安打に王手をかけた。

第1打席で弾丸ライナーの8号先制3ランを放った。カウント1-1から左腕ヤーブローの88・8マイル(約142・9キロ)のシンカーを捉え、左中間スタンドへ運んだ。

打球速度は110・6マイル(約178キロ)で、角度19度。メジャー通算30号は、30本中、最も低い角度の弾丸ライナーで左中間へ飛び込む強烈な先制弾だった。2戦連発は6月4、5日のアスレチックス戦以来、今季2度目。

ヤーブローとは昨年7月31日の対決で3打数無安打2三振。今季はいきなり第1打席で、雪辱を果たした。

2打席目でも左中間への二塁打を放ち、2試合連続、今季11度目のマルチ安打をマークした。

4回裏レイズの攻撃中、球場が停電。中断となった。ドーム球場だが、屋外の雷雨による影響だという。36分間の中断後、試合再開となった。

5回、2死からヤーブローのカーブをとらえ、ライナーで右翼線へ。打球が転々とする間に、一気に三塁を陥れ今季初の三塁打。

大谷は第1打席で8号3ラン、第2打席で左中間への二塁打を放っており、第4打席以降で安打が出れば、サイクル安打達成となる。