29日までのMLB平均観客動員数が2万6854人で、昨年の同時期までに比べ、1・4%減少し、4年連続でダウンしていることが分かった。

全30球団のうち19球団で昨年比で平均観客動員数の落ち込みが見られており、なかでもブルージェイズが6963人減少、ジャイアンツが6463人減少と、苦しんでいる。

平均観客動員数は2007年に3万2785人とピークを迎えたが、2015年は3万517人で、その翌年から3年連続で下降。昨年の最終的な数字は、シーズン序盤の異例な寒さや雨天もあって、2万8830人だった。

コミッショナーのロブ・マンフレッド氏は今季の落ち込みについて、シーズンチケットの売れ行きが悪かったことを挙げたが、当日券の売れ行きは6%の上昇を見せていることを強調。「各球団はこの困難に対し、創造的かつ効果的な手法を取っている」とし、例として「ツインズが行った5ドルのフラッシュセールは4試合中3試合で3万人以上の観客を動員するきっかけになり、1試合あたりの動員数としては2016年以来最高だった」と述べた。