オールスターゲーム前日の8日に行われるホームランダービーの賞金が、100万ドル(約1億1000万円)に設定されたことが分かった。出場選手たちは同イベント34年の歴史で最高額の賞金を巡り、本塁打競争に臨むことになる。

選手たちはそれぞれ試合前にダービーに向けた練習を行うなど、意気込みは十分な様子。なかでも注目されるのが、史上最年少の20歳と114日で出場するブルージェイズのルーキー、ウラジーミル・ゲレロJr.内野手だ。ブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手が背筋痛によりダービーを辞退したことで、優勝への期待度が高まっている。

2007年の本塁打競争で優勝した父を持つゲレロJr.はジョン・シュナイダーコーチと練習を行ってきたが、同コーチは「彼はものすごくハードに打つことができる」とし、同選手がダービーで優勝するチャンスは十分あると見込んでいる。

なお、イエリチの代役として出場するのはアスレチックスのマット・チャプマン内野手で、ファーストラウンドでゲレロJr.と対戦する。