ヤンキース田中将大投手(30)がインディアンス戦に先発し、6回1/3を投げて4安打2失点無四球2奪三振と踏ん張り、今季9勝目(6敗)を挙げた。
この白星で、日本人メジャーとして初めてとなる6年連続2桁勝利まであと1勝と迫った。
これまでは、田中と黒田博樹(ドジャースなど)の5年連続が最長。
1回は、わずか9球で3者凡退。快調なスタートを切った。
その裏、ヤンキース打線が4安打を集めて2点を先制した。
2回1死から5番ラミレスにソロを浴び、1点差となった。
3回は、内野ゴロ3本で3者凡退に仕留めた。
4回は、2番からの好打順を3者凡退。
5回は、先頭打者に安打を許したものの、後続を二ゴロ、空振り三振、左飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。
その裏、ヤンキースは連打と敵失で1点を追加。3-1とリードを広げた。
6回は、11球で3者凡退。
7回1死から4番プイグにソロを喫し、続くラミレスに二塁打を浴びたところで交代した。
2番手の救援ケンリーが2者連続三振を奪い、1点のリードを守った。
田中の球数は83球。
防御率は4・56。
試合は、ヤンキースが好継投で逃げ切った。
前回から2連勝となった田中は「全体的にいい投球ができたと思います。でも最後、7回に詰めの甘いところが出てしまった。リリーフがしっかりつないでくれたおかげで勝つことができました」と登板を振り返った。
課題としていたスプリットの精度については「自分の方向性が見えてきて、微調整するだけの、いたって普通にようやくなってきました」と手応えを口にした。