ウインターミーティングの初日となった9日、ナショナルズがスティーブン・ストラスバーグ投手(31)と7年2億4500万ドル(約269億5000万円)という投手史上最高額の契約を結び、大きな話題を提供した。だが、情報筋は、今オフのフリーエージェント市場の目玉であるゲリット・コール投手(29)が数日中にこれを塗り替える可能性があると見ている。MLB公式サイトが伝えた。

業界筋はコールの契約がウインターミーティング終了の12日までに締結されると予想。コールはストラスバーグより2歳若いとあって、9年または10年契約をオファーされ、最低保証総額と平均年俸で同投手を上回ると目されている。

当初からコールに関心を寄せてきたのはヤンキースとエンゼルスと言われているが、ドジャースも同投手を追っている様子。ドジャースはアンソニー・レンドン内野手を補強の第一候補としているようだが、情報筋は同球団がコール獲得も真剣に検討していると語っている。

なお、ヤンキースの幹部3人は9日、コールは最終的に同球団と契約すると信じていると自信のコメントを発している。ヤンキースはコールに7年総額2億4500万ドルで最初のオファーを提示するものと推測されてきた。だが、ストラスバーグの契約を受け、コールはこれ以上の契約を手にするものとの見方が広がっている。