サイン盗み問題によりA・J・ヒンチ前監督を解任し、その後任を探していたアストロズが、ダスティ・ベーカー氏(70)との契約に向けて大詰めに入っているようだ。情報筋が28日、AP通信に明かした。

ベーカー氏はジャイアンツで10年、カブスで4年、レッズで6年、ナショナルズで2年監督を務めた経験があり、レギュラーシーズンの通算成績は1863勝1636敗。ジャイアンツを率いていた間に、ナ・リーグ年間最優秀監督に3度選出された。

ナショナルズで2017年シーズンに97勝65敗を挙げた後に同球団を退団すると、翌年からジャイアンツCEOのラリー・ベアー氏の特別補佐を務め、競技と経営両面の業務に携わっていた。

就任が決まれば、メジャー最年長の指揮官となるベーカー氏。同氏についてベアー氏は「ダスティには、選手と関わり、戦術で1歩先へ行き、上質なリーダーシップを提供するという点で、独特かつ納得の才能がある。それはジャイアンツでの10年間で証明してきたとおりだ」と語っている。(AP)