マリナーズが11日、オールスター選出経験のあるカルロス・ゴンザレス外野手(34)とマイナー契約で合意したようだ。

匿名の情報筋がAP通信に明かしたところによると、正式契約に向けてはメディカルチェックの結果待ち。試合出場の前提となる40人のロースターに加わることができれば、年俸75万ドル(約8300万円)の1年契約を結ぶ見込みだという。

ロッキーズで名を上げたゴンザレスは、同球団所属時の2012年、13年、16年にオールスターに選出。18年に132試合出場で打率2割7分6厘、16本塁打、64打点を記録し、昨季はインディアンスとマイナー契約を結んだ。

インディアンスでは4月半ばにメジャー昇格を果たしたものの、30試合出場で戦力外に。その後カブスに加入したが、わずか15試合に出場したのみで6月下旬に再び戦力外となり、昨季は結局145打数で打率2割という成績だった。

マリナーズは若手の起用に積極的で、両翼の外野手も豊富なことから、ゴンザレスがロースター入りするのは困難と思われる。ただ、ケガからの復帰を目指すミッチ・ハニガー外野手の状態が不透明であることから、少なくともシーズン序盤においては右翼のポジション争いに参戦する可能性はありそうだ。(AP)