MLBのロブ・マンフレッドコミッショナー(61)が25日、スポーツ専門テレビ局ESPNの番組に出演し、選手会と協議中の今季開催案について語った。開幕時期については「楽観論を言うならば5月中。だが準備期間にどれくらい必要かなども考慮し日程を決める」とし「全162試合は恐らく難しい」との認識を示した。

USAトゥデー電子版は、レギュラーシーズンは毎週のダブルヘッダーを含め最低100試合を10月まで行い、ポストシーズンの試合は寒冷地を避け中立地で11月に開催することで合意に近づいていると伝えた。AP通信は、マイナーリーグと同様の7イニング制のダブルヘッダーを行う案を協議していると伝えている。

コミッショナーはこれについて「以前に野球の数字で変えられないものの1つで9イニングを挙げたが、当時は危機的状況を想定していなかった」と否定しなかった。さらに「開催地変更や無観客試合など、新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、どんな開催形態でも受け入れなければならないと考えている」とも話した。