かつてホワイトソックスなどで活躍し、過去30年間同球団のラジオ実況を担当してきたエド・ファーマー氏が、1日に亡くなったことが分かった。70歳だった。

ファーマー氏はメジャー生活11年で8球団に所属し、30勝43敗75セーブ、防御率4・30を記録。ホワイトソックス時代の1979年から81年までが最盛期で、80年には救援投手としてオールスターに選出されたほか、当時の球団記録である30セーブを挙げた。

引退後はオリオールズのスカウトやホワイトソックスのフロントを務めたが、1991年からラジオの試合解説を行い、人気を博してきた。2009年からファーマー氏と組んで中継を行ってきたダリン・ジャクソン氏は「シカゴ中、あるいはそれ以外の場所でも、エド・ファーマー以上にホワイトソックスに新しいファンを呼び込んだ人はいない。他球団のファンであっても、実況ブースの彼のもとを訪れたら、たちまち心変わりしてしまう。そばにいるのは特別なことだった」と在りし日のファーマー氏をしのんだ。(AP)