米大リーグ(MLB)機構は8日、新型コロナウイルスの影響による開幕延期などの財政的な不安を受け、今年のドラフトを通常の40巡指名から5巡指名までに減らすことで合意した。

これは米ESPNやジ・アスレチックなどが報じたもの。なお、ドラフト指名とは別にドラフト外で契約金2万ドル(約210万円)以下なら、無制限に選手を獲得できるという。

ドラフト縮小はコスト削減の一環。例えば昨年のドラフト6巡指名選手の契約金は30万1600ドルから23万7000ドルで、10巡の最後で指名された選手でも14万2200ドルだったが、球団側はこの費用を抑えることができる。

一方で本来なら6巡から15巡あたりで指名されるはずだった学生たちにとっては指名機会と契約金を失う逆風となる。