新型コロナウイルスに感染し、先週から入院していた元メジャーリーグ監督のアート・ハウ氏(73)が17日に退院したことが分かった。MLB公式サイトが伝えている。

ハウ氏は今月3日から悪寒や倦怠感などの症状が現れ、12日に病院に搬送。集中治療室で治療を受けるなどしていた。

退院したものの、今後2週間は自宅隔離となり、その間に酸素濃度の正常値と平熱を維持する必要があるなどまだ予断が許されない状況だが、ハウ氏は「5日間程度だったが長く感じた。やっと少し気分が良くなった。まだ味覚障害で美味しい食事はできないが、家に戻れたことがうれしい」と述べた。

同氏はアストロズ、アスレチックス、メッツで計14シーズン監督を務め、メッツ時代には新庄剛志氏、松井稼頭央氏を指導した。メジャー監督として通算1129勝1137敗、2回の地区優勝を経験。現役時代はパイレーツ、アストロズ、カージナルスでプレーした。