エンゼルス大谷翔平投手(25)が調整を続けている本拠地エンゼルスタジアムで、公式戦の試合開催が可能になる。18日(日本時間19日)、カリフォルニア州のニューソム知事が、同州で6月第1週にも無観客を条件にスポーツが再開できるとの見通しを示した。

7月第1週の開幕を目指している米大リーグ機構(MLB)は現在、選手会と協議中。各チームの本拠地の使用については州の方針に従う意向を示していた。米国では18日時点で新型コロナウイルスの感染者154万人、死者は9万人を超える。5球団(エンゼルス、ドジャース、ジャイアンツ、アスレチックス、パドレス)の拠点があるカリフォルニア州でも厳しい状況は続いているが、同知事の見解はメジャーの本拠地開催へ向けて追い風だ。

またこの日、エンゼルスのマドン監督がラジオ番組に出演。右肘のリハビリを進めている大谷の練習を視察したことを明かし、状態について「良いね。数日前に見て、力強かった。キャッチボールでも非常によく見える」と話した。開幕となれば、大谷はシーズン開始から投打の二刀流で活躍が期待される。同監督は「制限もなく、いつも通りに見えた。活発に動いている」と前向きに話した。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)

○…エンゼルスが、経費削減のため傘下マイナーのスタッフの大半を6月1日から一時帰休にすると、米メディア「ジ・アスレチック」が伝えた。編成部門の職員やスカウト、コーチらが対象になるという。