米大リーグ選手会が、大リーグ機構(MLB)側から送られた新型コロナウイルスの感染予防マニュアルについて返答したことを21日(日本時間22日)、AP通信など複数の米メディアが伝えた。

報道によると、返答内容は、ウイルス検査の頻度、球場内での治療、感染リスクの高い選手と家族への安全対策、試合前と試合後の体のメンテナンス、衛生面の方針などが含まれているという。ウイルス検査については、毎日行うことが最善として、頻度の改善を求めているようだ。

AP通信によれば、選手はユニホームで球場入りし、球場を離れる際にはチームの許可が求められるが、選手会側は、こうした制限が過度なものとして主張。球場でのシャワーの禁止などについても、異議を唱えたという。

MLBは15日(同16日)、67ページに及ぶ感染予防マニュアルを選手会側に提示。週に数回のウイルス検査や球場内での禁止事項、球場外での行動規制などを明記した。ニューヨーク・ポストによれば、MLBは22日(同23日)にも年俸の支払いなど、金銭面についてのプランを選手会に提示する予定だ。