メッツのノア・シンダーガード投手との間で賃貸契約を結んだというニューヨーク市の大家が、家賃が未払いになっているとして同投手を相手取り、訴訟を起こした。だが、シンダーガードはひるんでいないようだ。米CBSスポーツが伝えた。

USAトゥデー電子版が23日に報じたところによると、大家は21日に提訴。訴状によれば、マンハッタンのペントハウスを3月20日から11月30日まで月々2万7000ドル(約284万円)でシンダーガードに貸すことになっていたが、同投手は入居せず、支払いも行わなかった。大家が4月17日にシンダーガードに家賃滞納を伝えたところ、それから2週間たたないうちに同投手の弁護士から、入居の意思がないことなどが伝えられたという。

大家はシンダーガードに対し、少なくとも25万ドルの違約金や弁護士費用などを含む賠償金を要求。だが、シンダーガードは23日夜にツイッター上で、引っ越せなかったのは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のためだとし、「一歩も踏み入れていない部屋のために、僕は誠意を持って2カ月分の家賃(5万ドル以上)を支払うと申し出た」と反論。

シンダーガードは、トミー・ジョン手術のリハビリで現在はフロリダ州にいると説明し、「大家はこの話をメディアにリークした上、僕から25万ドルも引き出そうとしている。僕が悪いのか? まあいい、法廷で会おう」と訴訟を受けて立つ姿勢を見せた。