元ヤンキースの左腕投手、CC・サバシア氏は5日、ポッドキャストの番組に出演し、ミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件を受けて行われたニューヨーク・ブルックリン地区での抗議デモに、家族とともに参加していたことを明らかにした。MLB公式ウェブサイトが6日に報じた。

同氏は2008年、スラム地区に居住する若者たちを支援するための基金を創設。この基金は現在、同氏の出身地である北カリフォルニアと、ニューヨークと隣接する3州で活動している。

16歳、14歳、11歳、9歳の子どもを持つサバシア氏は、肌の色が原因で人が殺される可能性や、アメリカ国内の現状について、特に9歳の子が関心を持っていると説明。

同氏は「ただSNSに意見を掲出するだけでなく、現場で何が起きているかを子どもたちに見せて、教えていくことが大事だと痛感している」とコメント。

「息子や娘たちと一緒に抗議し、デモ行進しているが、この子たちが親になった時に、また同じことを繰り返す必要が無くなることを願っている」と、心境を吐露した。