大谷翔平投手(25)が所属するエンゼルスの2選手から、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことが19日(日本時間20日)、明らかになった。

球団広報によると、メジャー40人枠の選手かどうかは非公表で、両者ともにアリゾナ州のキャンプ施設やカリフォルニア州アナハイムの本拠地で調整している選手ではないという。大谷は3月中旬以降、本拠地で自主トレを続けている。

他球団でも感染者が続々と出始めており、フィリーズが、フロリダ州のキャンプ施設で選手5人とスタッフ3人が、コロナウイルスの陽性反応を示したことを発表。アストロズも、40人枠の選手1人が陽性反応を示し、ブルージェイズは感染の症状を訴える選手が出たため、フロリダ州のキャンプ施設を閉鎖すると決めた。米メディアによれば、6月以降で7球団、11人の選手の感染が確認されているという。

また、USAトゥデー(電子版)は、MLBがフロリダ州、アリゾナ州にある全30球団のキャンプ施設を清掃、消毒するために閉鎖したと伝えた。メジャー開催へ向け、報酬面や試合数でMLBと選手会が協議を続けている中、最も懸念されるべき安全面でも、予断を許さない状況となってきた。