前日の練習中、頭部に打球を受けたヤンキース田中将大投手(31)が5日(日本時間6日)、ヤンキースタジアムに姿を見せた。

スタントンの弾丸ライナーを右後頭部に受け、直後は数分間うずくまっていたものの、CTスキャンなどの精密検査の結果、異常なしと診断され、入院することなく無事に帰宅した。

ブーン監督によると、症状としては「マイルド(軽い)な脳振とう」。田中の意識ははっきりしており、「すべての兆候が、彼がぎりぎりのところで惨事を免れたことを示していると思う」と、23日(または24日)の開幕には間に合うとの見通しを示した。クラブハウス内で田中と会ったガードナーも、「歩いている姿はノーマルだった」と話した。

今後の復帰プランは未定だが、MLBには脳振とうに関するガイドラインがあるため、最低でも1週間の安静期間が設けられる見込み。その後、練習、投球再開と段階を踏むことからも、開幕カードからずれ込む可能性もありそうだ。