ツインズ前田健太投手(32)が、ホワイトソックス戦で今季初登板し、5回を4安打2失点で新天地デビューを初勝利で飾った。

味方打線が初回から爆発し、いきなり4点リードで1回のマウンドに上がった前田は、アグレッシブにストライクゾーンを攻め、両サイドには絶妙のコントロールでアウトを重ねた。2回にはメジャー通算415本塁打の指名打者エンカーナシオンを速球のみで3球三振と圧倒した。

5回には途中から入った6番エンゲルに二塁打、7番ロバートに2ラン本塁打を許したが、5回まで84球を投げ1本塁打を含む4安打2失点、6三振1四球で1勝目。速球は最速94マイル(約151キロ)を何度もマークした。

前田はオンライン会見で「やはり新しいチームで初登板というのは自分の中ですごく大事だと思っていたので、味方の援護もあって、初勝利を挙げられることができたので本当によかったと思います。点を取ってもらったので、いつもより飛ばし気味に投げたところもありました」と話した。

バルデリ監督は「攻撃時間が長く待たなければならない状況は決して簡単ではなかったと思うが、ベテランというところを見せてくれた」と話した。