ツインズ前田健太投手(32)が本拠地初登板に臨み、6回1安打無失点、6奪三振で2勝目を挙げた。

1回から内角、外角、低めのゾーンギリギリに全球種を集めた。的を絞らせず、9人中5人が両打ちの相手スイッチヒッター打線を翻弄(ほんろう)。左打者に対して内角スライダー、外角チェンジアップを自在に操り、リズム良く投球した。試合後、「完璧です。ボール自体も良かったですし、全球種まんべんなく打ち取ることができたので、内容に関してはほぼ完璧です」と笑顔を見せ、納得の投球だった。

1回にリンドアに四球を与えて以降は、11人連続の凡退。5回1死からジマーに初安打となる内野安打を許したが、これも内角スライダーで詰まらせた当たり。「左打者がたくさん並んでいる中で、今まで課題だった左打者をしっかり抑えることができましたし、今日の内容というのは僕にとってすごく自信につながる内容だった」と今後へ向けて手応えを口にした。

ドジャースからツインズに移籍後、初登板となった7月26日の敵地ホワイトソックス戦では5回4安打2失点で初勝利を挙げた前田。本拠地で初マウンドに上がったこの日も、存在感を存分に示した。