ヤンキース田中将大投手(31)が12日(日本時間13日)、今季3戦目となるブレーブス戦に先発し、4回5安打2失点と上々の投球を披露した。2回に先制2ランを許したものの、追加点を許さず、2点リードでマウンドを譲った。

7月4日の練習中、頭部に打球を受けた影響もあり、依然として慎重に調整している段階。66球で交代後は「バラつきはありました。ただ、相手のバランスは崩せていましたし、悲観する必要はないと思います」と冷静に振り返った。過去3試合は勝敗こそ付いていないが、防御率2・31と安定。着実に“限定解除”へ近づいてきた。

田中の粘りに呼応するかのように、ヤ軍は逆転勝ちで貯金6。地区首位の座をがっちりとキープした。「ステップアップという意味では、(次回以降に)つながっていく試合でした」。アクセルを踏み込む日も、そう遠くはない。