レイズ筒香嘉智外野手(28)が13日(日本時間14日)、レッドソックス戦に出場し、4打数1安打で日米通算1000本安打を達成した。6回の第3打席に救援右腕バルデスの137キロの外角チェンジアップを強いスイングで捉え、左翼越えの二塁打。今季23本目の安打となり、NPBでの977本との合計で1000本に到達した。

打率1割9分8厘と数字は上がってこないものの、第2打席のフェンス前まで運んだ痛烈な中飛も、中堅手の好判断に阻まれたもので、徐々に打球に角度がつき始めた。数日前には、序盤戦の心境を「毎日、幸せな気持ちで球場に来られたかと言えば、来られなかった」と明かした。その一方で、常にスタンスやタイミングの取り方を試行錯誤。「やらなきゃいけないことをしっかり続けてきたことが、慣れてきた要因」と、上昇気配も感じてきた。

残り13試合となったものの、地区首位を走るレ軍にとって、本当の勝負はポストシーズン。本領を発揮する舞台は、まだ先にある。