ヤンキースが1勝2敗と形勢不利で迎えた第4戦は、好継投でレイズを振り切り、対戦成績を2勝2敗とした。

ヤンキースは2回、ボイトのソロ本塁打とラメーヒューの犠飛で2点を先制。試合の主導権を握った。

1点をリードした5回からは早々と継投に入り、グリーンが2イニング、7回からの「3イニング=9アウト」をブリトン、チャプマンの2人でつなぐ完璧な継投。試合巧者のレ軍打線を、5回以降は無安打無失点に封じた。

今季の公式戦で2勝8敗と大きく負け越したレイズ相手に、ポストシーズンでは互角に渡り合い、第5戦まで持ち込んだ。試合後のブーン監督は「勝つか、家に帰るか、の試合だったが、全員がよくやってくれた。明日は全員がプレーできるだろう」と、総力戦で挑む姿勢を明かした。

雌雄を決する第5戦は、初戦で先発したコールが初の中3日で登板する。「明日は戦うだけ。これは特別な機会だし、我々にとって特別な試合になる。選手として大きな瞬間になるだろう」と、気持ちを込めて抱負を語った。