やじに負けず、アストロズが主軸の本塁打攻勢でシリーズ初勝利を飾った。3番アルテューベが先制弾で勢いをつけ、1番スプリンガーが5回に勝ち越し2ランを放ち、レイズの先発グラスノーを打ち崩した。

序盤から中盤にかけ、球場外から拡声器で「恥を知れ(Shame on you)」の声が飛んだ。米メディアによれば、17年に電子機器を利用してサイン盗みを行っていたア軍の複数選手の名を挙げ「詐欺師だ」などと非難していたという。当時のメンバーだったスプリンガーは会見で球場外の声について問われ「あなたが何を聞いているのか、分からない」と話した。

投手陣は3投手の継投で3失点。2点リードの6回1死一、二塁で先発グリンキーを続投させたベーカー監督の采配もさえた。3連敗と王手をかけられながら踏みとどまり、同監督は「誰もまだ家に帰る準備はしていない。この先の数日で、大きなヤマ場がある」と気を引き締めた。