マーリンズのCEOデレク・ジーター氏は18日、同球団に19年所属し、2013年シーズン終了後からは編成本部長を務めてきたマイケル・ヒル氏が退任すると発表した。

ヒル氏は2002年にマーリンズのフロント入りを果たし、6年間GMを務めた後、編成本部長に就任。14年にジャンカルロ・スタントン外野手と、当時としては史上最高額の13年総額3億2500万ドル(約357億5000万円)の契約延長を締結して大きな話題となったほか、15年にはイチロー氏の入団に尽力した。

ヒル氏のもと、マーリンズは長らく低迷が続いていたが、今季は31勝29敗で地区2位に入り、17年ぶりにプレーオフ進出を果たした。だがヒル氏の契約は今季で満了。ジーター氏は「先週ずっと話し合いを行ってきたが、この特別な時期にマイクなしで先へ進むことが球団にとって最善だと考えた」と語った。

マーリンズは後任選出に関し、広範囲の候補者をあたる見込み。ジーター氏は「この球団には野球について素晴らしい知見のある人物が大勢いるが、球界にもそのような人物がたくさん存在する。われわれはどのような人物を後任に必要としているのか、これからじっくりと考える予定だ」と話した。(AP)