かつてドジャースを指揮するなどし、米国野球殿堂入りも果たしているトミー・ラソーダ元監督（93）が、ロサンゼルス近郊のオレンジ郡の病院に入院し、集中治療室（ICU）で治療を受けていることが分かった。

ドジャースは15日にこの件を明らかにし、ラソーダ氏は集中的なケアを受けながら安静にしていると述べている。

ラソーダ氏は1976年から96年途中までドジャースを率いて81年と88年に世界王者に導いた。ラソーダ氏のもと、チームはナ・リーグ優勝4度、地区シリーズ優勝8度を誇る。だが、96年の6月に心臓発作を起こして翌月にドジャースの監督から退いていた。

ラソーダ氏は病を乗り越えて精力的に活動し、2000年のシドニー五輪で米国チームを優勝に導いてみせたが、12年には再び心臓発作を起こしてニューヨークの病院に搬送されていた。

ラソーダ氏はドジャースが1988年以来のワールドシリーズ制覇を決めた10月27日の第6戦を観戦に訪れていたという。（AP）