メッツのロビンソン・カノ内野手(38)が18日、禁止薬物のスタノゾロールに陽性反応を示し、来季全試合の出場停止処分を受けた。18年にも禁止薬物の利尿剤陽性で80試合の出場停止になり、これが2度目。来季の年俸2400万ドル(約25億2000万円)は得られないことになる。

カノは05年にヤンキースでデビューし、14~18年はマリナーズでプレー。球宴に8度選出され、通算打率3割3厘、334本塁打、1302打点。22年から2年間契約が残っており通算3000安打まであと376と迫っているが、高齢の上に1年間のブランクとなり達成が厳しくなった。メ軍はオーナーが資金力豊富なコーエン氏に交代したばかりで、地元ニューヨークではカノ年俸分の使い道に注目が集まっている。