小泉進次郎環境相(39)とレッズ秋山翔吾外野手(32)の「横須賀会談」最終回は、お互いの夢をテーマに未来を語った。コロナ禍で生活環境が激変した中で、何を目指していくのか。胸に秘める思いをぶつけあった。

「殺風景な大臣室に飾らせてもらいますよ!」。進次郎氏は秋山からプレゼントされたサイン入りユニホームが、本当にうれしそうだった。自分も大臣と同い年だから、時代とともに近づいてきたメジャーが、かつてはどれほど遠い存在だったか実感する。95年に野茂英雄がドジャースへ移籍し、1年目からオールスターに出場したときは、中学2年生。あの時まで、メジャーの情報を目にすることは、ほとんどなかった。

あれから25年後に、同じ地元から誕生したメジャーリーガーは、ヒーローそのものなのだろう。だから「宇宙飛行士」と表現するのも納得。野球教室で子どもたちに「横須賀からメジャーへ行くということが、どれほどすごいことか分かる!?」と熱く“演説”する進次郎氏の姿が、秋山には強く印象に残っているという。ただ秋山も横須賀愛は負けていない。レッズの本拠地グレート・アメリカン・ボールパークのロッカーに飾られているスカジャンが、何よりの証し。横須賀を背負い、来季もメジャーで勝負する。【栗田成芳】

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