通算755本塁打、歴代最多の2297打点を残した偉大な打者、ハンク・アーロン氏が22日、86歳で死去した。現役を退いた後は野球振興に尽力。2015年8月には、ソフトバンク王貞治球団会長とともに創設を提唱した世界少年野球大会の創設に携わるなどした。子どもたちを愛した故人の人柄がわかる話を復刻します。

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大リーグの通算本塁打記録(755本)を持つ元ブレーブスのハンク・アーロンさんがアトランタ五輪記念Tシャツの競売会でゲスト競売人を務めた。現役時代の背番号「44」にちなんで、大会開幕まであと44日となったこの日にゲスト競売人に起用された。

「044」の数字が書かれたTシャツは4500ドル(約49万円)で落札。アーロンさんは「この収入が、経済的に恵まれない子供たちの五輪入場券の基金となる。私にとっても素晴らしい機会だった」と笑顔で語った。