2021年の殿堂入り投票は8年ぶりに該当者なしとなったが、来年は有資格1年目となる「Aロッド」ことアレックス・ロドリゲスや、「ビッグ・パピ」の愛称で親しまれるデービッド・オルティスなど大物が候補リストに名を連ねる。

ロドリゲスは22年のキャリアで首位打者1回、本塁打王5回、打点王2回のタイトルを獲得し、シーズンMVPに選ばれること3回。これまで3人しか達成していない2000得点、2000打点を記録し、3000本安打も達成と圧倒的な数字を残し、ワールドシリーズも制覇している。ただ、実績は文句なしの一方、ドーピング問題が度々取り沙汰され、キャリアに大きく傷がついている。

オルティスはレッドソックスのレジェンドで、本塁打王1回、打点王3回、オールスターには10回選出。ワールドシリーズでは3度も頂点に輝き、レッドソックスが長年世界一から遠ざかった「バンビーノの呪い」を打ち破るのに大きく貢献した。

そのほかにも、ジミー・ロリンズ、マーク・テシェイラ、ジョー・ネーサンなどが初年度となるため、今年以上に注目を集めそうだ。