マエケンは第3の勝負球を磨く。ツインズ前田健太投手(32)が18日(日本時間19日)、フロリダ州フォートマイヤーズのキャンプ地でブルペン入り。22球を軽めに投じ「感覚はすごく良かった」と振り返った。

昨年は6勝1敗、防御率2・70で主戦投手として活躍。配球面では直球の割合を減らし、「ある程度、自信を持って投げられる」と、精度を上げたチェンジアップとスライダーを多投した。好結果を残したが、「去年と同じだと相手も考えてきますし、同じ結果は出ないと思うので、去年のピッチングにプラスして、もうちょっと使えるボールを増やしていければ」。ツーシーム、カットボール、カーブが持ち球で「1個でも2個でも使えるようになれば、相手を迷わすことができると思うので、選択肢も増える」と、21年シーズンでさらなる成長を目指す。

メジャーで初となる開幕投手を任される可能性もある。「オープン戦の内容とか結果で変わるものではないと思いますし、監督、コーチが決めるものだと思うので。とにかく僕は開幕に向けてケガなく調整することが大事。決まったら、そこに向けて気持ちを入れるだけ」と気を引き締めた。