ロッキーズのイアン・デズモンド外野手(35)が21日(日本時間22日)、新型コロナウイルス感染への不安から今季はプレーしないことを、自身のインスタグラムで発表した。

デズモンドは、60試合に短縮された昨季もプレーを辞退。今回の決断について「この状況下では、復帰してプレーしたい気持ちよりも、家族と一緒にいたい気持ちの方が大きい」と、理由を明かした。もっとも、現役引退ではなく、今後もトレーニングを続ける意向で、チームメート、監督やコーチ陣、フロント陣から理解を得たことを記した。

2009年にナショナルズでデビューしたデズモンドは、19年までの11シーズンで通算181本塁打をマーク。16年には、ロッキーズと5年総額7000万ドル(約73億5000万円)の契約を結び、今季が最終年となっていた。

なお、コロナ禍への不安からプレーを正式に辞退した選手は、今季初。

昨季、MLBでは20人以上の選手が辞退。米国内の感染状況は、昨年7月の開幕時よりも悪化しており、今後、辞退する選手が増加する可能性もある。