不適切発言の数々で物議を醸していたマリナーズのケビン・マザーCEOが22日、辞任した。同球団のジョン・スタントン会長は文書で「彼の発言に大変失望した。不適切であり、我々の組織が選手、職員、ファンに対する思いとは異なるものだ」と声明を出した。

マザー氏は5日に行われたロータリークラブのイベントで、若手選手のFA時期を遅らせるために昇格させないなどと明かしたり、特命コーチに就任した岩隈久志氏(39)について「彼の英語はひどかった。通訳に給料を支払うのにはうんざりだと言ったら、急に英語が上達した」という趣旨の侮辱的な発言をしたりし、SNSで大炎上。選手会からも批判声明が出るなど、球界を揺るがしていた。

マザー氏は96年にマリナーズのフロントに入り。セーフコフィールド(現Tモバイルパーク)の建設責任者として尽力するなどの功績があった。