マリナーズ菊池雄星投手(29)がインディアンス戦でオープン戦2度目の登板を果たし、3回を投げ2安打1失点と上々の仕上がりを見せた。

初回は先頭からいきなり2者連続四球。さらに1死後に安打を許し1死満塁とされるも、5番ペレスを二ゴロ併殺に仕留めピンチを切り抜けた。

2回には修正し、内野ゴロで3者凡退。3回は先頭の9番張育成に高めに抜けたスプリットを左中間にソロとされたが、次打者から連続内野ゴロに抑えた。予定の3回をしっかり投げきり、最速は97マイル(約156キロ)を記録。

菊池は試合後のオンライン会見で「初回の入り方は難しいところがあったが、イニング間でキャッチャーと話し、修正できたことをプラスに考えたい」と振り返り、2回以降は「真っすぐをいい軌道で投げることができたので、他の球も良くなっていった」と話した。次回登板に向け「スムーズに試合に入れるように、ブルペンと同じことが初球から出せるようにするのが一番のテーマ」と課題を挙げた。

サービス監督は、菊池について「良いリズムに乗り始めている。初回は制球が乱れていたが、試合が進むにつれて良くなった」と評価した。