マリナーズ菊池雄星投手(29)が15日(日本時間16日)、ブルワーズ戦に先発し、4回途中まで2安打1失点、6奪三振と好投した。

力のある球が狙い通りのコースに決まった。球速はコンスタントに95~96マイル(約153~155キロ)をマークし、スライダーのキレと制球も十分。有利なカウントから相手を仕留める投球が光った。

2回には先頭から四球と単打で無死一、二塁のピンチを作ったが、次打者から3者連続の空振り三振。4回は四球と内野ゴロで1死一塁と走者を残して交代し、継投した投手が打たれたため降板後に自責点1がついた。試合実況からは「支配的な速球だ」と称賛の声が出た。

3回1/3まで65球を投げ、2安打1失点、1四球、6奪三振。オープン戦3度目の登板で、ここまで8回3分の1を投げ、防御率は3・24と安定している。

菊池は試合後「いいボールもすごくあったと思いますし、特にスライダーが良く、追い込んでからのスライダーが効果的だったかなと思います。まだまだ上がる気はしていますから、徐々に上がっているという感じです」と話した。