「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、今季初安打となる1号2ランを放った。6点を追う9回2死二塁の第5打席、5番手の右腕ヘンドリックスの97マイル(約156キロ)の外角直球を捉え、右中間スタンドへ運んだ。

第2打席から第4打席までは苦しんだ。3回2死の第2打席は左腕カイケルのスライダーにタイミングが合わず、空振り三振。第3打席は5回無死一、二塁のチャンスで2番手のフォスターと対戦。変化球で追い込まれ、最後はボール球の外角直球に手を出し、空振り三振となった。7回2死の第4打席は3番手の右腕コペックに低めスライダーで仕留められ、3打席連続三振を喫していた。

開幕から8打席ノーヒットが続いていたが、ようやく快音を響かせた。試合は9回に5失点したエンゼルスが敗れ、開幕2戦で1勝1敗となった。

▼大谷が今季初本塁打。大谷がチーム2試合目までに本塁打を打ったのは日米通じて初めて。日本ハム時代の16年に出場2試合目(野手としては1試合目)で打ったことがあるが、この時はチーム4試合目だった。なお、これで大リーグ通算48号。日本人選手の通算本塁打上位は(1)松井秀喜175本、(2)イチロー117本、(3)城島健司、大谷翔平48本で、城島に並ぶ3位タイとなった。