左太もも裏痛で離脱中のレッズ秋山翔吾外野手(32)が3日(日本時間4日)、本拠地シンシナティからオンライン会見に応じ、リハビリの経過などについて語った。3月13日のオープン戦で同箇所を痛めてから、3週間が経過。現在は、キャッチボールのほか、ティー打撃、ランニングマシンをこなすなど、弱い負荷のトレーニングを行う段階まで回復した。

医師やトレーナーから「回復が早い」と診断されているとはいえ、秋山自身に焦りはない。「早く復帰したい気持ちはありますが、今回は少し長い目で見てやっています」。その一方で、今季の開幕投手を務めたパドレス・ダルビッシュ、ツインズ前田ら他の日本人メジャーのプレーを見ると、「うらやましく感じるし、刺激にもなります」と率直な思いも明かした。

今後は、5日にも傘下3Aの本拠地ルイビル(ケンタッキー州)へ移動。患部の状態を見ながら徐々に実戦的な練習へ移行していくことになる。離脱中には、VR(バーチャル・リアリティー)の映像を使って他球団の投手を研究するなど、イメージトレーニングも進めている。「今は長いシーズンですし、戻った時に再発して離脱しないようにと思っています。半歩ずつ進んでいるという感じです」。秋山自身は具体的な復帰時期を定めていないものの、順調なら4月中旬から下旬がメドになりそうだ。