エンゼルス大谷翔平投手(26)が、「2番投手」で出場する。DH(指名打者)を解除した“リアル二刀流”はメジャーのレギュラーシーズンで自身初。DH制が導入された1973年以降、先発投手が同日の試合で打席に立つケースは球団では初となる。

試合前の公式記録によれば、メジャーで過去に投手としてプレーし、2番打者で出場した例は、1902年、セネターズ(現ツインズ)のワッティ・リーがダブルヘッダーの第1試合に中堅で出場し、第2試合で完投した。1903年にはカージナルスのジャック・ダンリービィも、ダブルヘッダーの第1試合に右翼で出場し、第2試合で完投。投手のポジションのみでプレーした2番打者は118年ぶりとなる。

大谷は今季開幕戦から「2番DH」で出場し、3試合で13打数2安打。2戦目は右中間へ今季1号2ランを放ち、3戦目には今季初盗塁をマークした。

レギュラーシーズンでの先発マウンドは昨年8月2日のアストロズ戦以来。白星がつけば、18年5月20日のレイズ戦以来、1050日ぶりとなる。