エンゼルス大谷が、メジャーを代表する左腕に屈した。8日(日本時間9日)、ドジャース戦に「2番DH」で出場し、サイ・ヤング賞3度、通算180勝のエース左腕カーショーと対戦。第1打席はスライダーを捉えたが三ゴロ、2打席目はスライダ-を見せられてから、約145キロの真ん中直球に空振り三振を喫した。同投手との対戦成績は通算で5打数無安打となった。

とはいえ第1打席の三ゴロは、快足を飛ばして間一髪アウトの際どいタイミング。大谷のスプリントスピード(全力で走る場面のみ計測)は平均毎秒29・0フィート(約8・8メートル)で、メジャー全体で20位の速さ。4月12日のロイヤルズ戦で放った2点二塁打の打球速度119・0マイル(約191・5キロ)も、選手別ではスタントン(ヤンキース)に次ぐ同2位。さらに同4日のホワイトソックス戦で記録した球速101・1マイル(約162・7キロ)が先発投手ではデグロム(メッツ)に次ぐ同2位と、走攻投すべてでスピードの高さを示している。

大谷は5打数1安打で、メジャー単独トップとなる11号本塁打はお預けとなった。それでも、3試合連続安打と9試合連続の出塁で好調をキープした。(アナハイム=斎藤庸裕)