エンゼルスのジョー・マドン監督(67)が、大谷翔平投手(26)の本塁打王のタイトル獲得に太鼓判を押した。10日(日本時間11日)のアストロズ戦前にオンラインで取材対応を行い、大谷がシーズンで本塁打王となる可能性について、「もちろん、彼はなれる。シーズンが進むにつれて、疲れが出てくると思う。最も大事なことは彼の状態をしっかり把握して、能力を最大限に発揮させること」と話した。

試合前の時点で大谷は今季10本塁打を放っており、メジャートップタイ。「2番打者」として打線の軸として貢献している。直後の3番には強打者トラウトが控える。これが大谷に与える影響について、同監督は「大きい。それがポイント」と話した。相手側からすれば、足の速い大谷を四球で出塁させると、二盗で得点圏に走者を置いてトラウトとなる。その状況を避けるには、大谷と勝負せざるを得ない。その結果、必然的にストライクゾーンでの勝負も増えてくる。

大谷は今季、投打でここまで全33試合に出場。11日(同12日)のアストロズ3連戦の2戦目には今季5度目の登板が予定されている。DHを解除して投打のリアル二刀流で起用することについて同監督は「彼は(両方)やりたいと言っている。我々も、それに向けて調整する」と話した。